八重山毎日新聞社コラム
短いながら四日ほどの休暇が取れました。
【掲載:2019/2/07(木曜日)】
やいま千思万想(第140回)
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 当間修一
短い休日をどのように過ごすか?これ、結構切実な問題です
去年も今年に入ってからも〈超忙し〉が続き、心身共に疲れが溜まってきた頃です。
その年間スケジュールの最後の行事、「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」を選出するオーディションが二日続いて昨日終わりました。
毎年この時期に行われる「オーディション」、とても楽しい時間となっています。
受験する人にとって緊張の時間なのでしょうが、演奏し終わったときのリアクションは、本人も、聴いている人も笑顔。
それを見るのは主宰者・指揮者としてとても嬉しく思います。
仲間に対しては心からの応援を送り、外部から受験された人には聴衆の一人と化して真剣に聴き入る。そんな光景が繰り広げられたオーディションです。
結果、2019年度の新しい「室内合唱団員」が選出されました。
今月の「マンスリー・コンサート」から始動します。この一年間を通じて我が団(大阪コレギウム・ムジクム)の核となっての活発な活動を行います。
この期間には旅行などに時間をあて、これまでに石垣島や北海道、あるいは瀬戸内やらと何人かのメンバーと一緒に歩き回って心身共に癒しの時間を作りました。
最近は体を気遣ってあまり遠出はしないようにしてきたのですが、そろそろ体調も安定を感じるので、少し足を延ばしたいと思い始めています。
とはいえ、まず目に飛び込んでくるものは我が部屋のど真ん中に積んである本、そして楽譜たち。それを「読み始めなければ」との思いが我が身を縛ります。
ここが考えどころですね。それらを振りきり、思い切って出掛けてみる。それが大切なんだと自分に言い聞かせて日課を断ち切ります。