音楽監督・常任指揮者
大阪「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」「シンフォニア・コレギウムOSAKA」、京都「京都モンテヴェルディ合唱団」を拠点として音楽活動してきた私ですが、ここに新しく名古屋に「名古屋ビクトリア」合唱団を加えることになりました。
T. L. de Victoria の作品を中心とすることに喜びを感じています。
パレストリーナと共に多くのファンを持っているビクトリアの作品ですが、これを「核」にすえて演奏活動している合唱団はそう多くはありません。
ビクトリアの持つ情熱的な作品を演奏、紹介することは我が国の音楽界にとっても意義あるものと思います。
ゆっくりと、しかし着実に結実する成果を収められる活動にする決意です。
ビクトリアを紹介すると同時に、我が国の優れた作品を演奏することも「名古屋ビクトリア」の使命だと考えています。
我が国の音楽文化の発展に積極的に寄与することができれば幸いです。
日本列島のど真ん中に位置する名古屋。その名古屋を拠点としての音楽活動。
新しい活動に大きな夢を託す私です。
プロフィール
「名古屋ビクトリア合唱団」音楽監督、常任指揮者。
大阪音大在学中よりバッハの音楽に傾倒、オルガニスト及び通奏低音奏者として研鑽を積む。1975年大阪コレギウム・ムジクムを設立。76年室内オーケストラ「アンサンブル・シュッツ(現シンフォニア・コレギウムOSAKA)」を創設。また、同じ頃、新しい発声法、新しい運営法、新しい合唱メトードを生み出し、翌77年「大阪コレギウム・ムジクム合唱団」、その後その核となる「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」を創設。以降常任指揮者として世界でも類をみない合唱団、オーケストラへと発展させ、国内外で高い評価を得ている。2013年「一般社団法人大阪コレギウム・ムジクム」に法人化。
2004年4月、後期ルネサンス時代最大の作曲家と評されるスペインのT.L.deビクトリアの作品の普及を目的とし、名古屋ビクトリア合唱団を創設。ビクトリアの作品を中心にルネサンス・バロック作品から現代邦人作品まで幅広く演奏、意欲的な活動を続けている。
2004年東京にて始めた「当間修一合唱講座」を2009年より名古屋でも開講。2012年からは東京、名古屋、京都の三都市で合唱講座を開講し、多くの参加者から賛同を得ている。
1989年~2004年に5度のヨーロッパ、ドイツ公演を行う(ケストリッツ/シュッツ協会、及び中央ドイツラジオ放送夏季音楽祭などに招かれる)。また2010年・2017年にイタリア、2013年にはスペインにて、主宰・音楽監督を務める合唱団による公演を行い(2017年はマントヴァ室内音楽フェスティバルに招聘される)、現地の熱烈な絶賛を博す。
これまでに36タイトルのCDをリリース。2008年には「OCM歌唱発声法改訂版」テキスト、「OCM歌唱発声体操」DVDを発表。2009年カワイ出版より混声合唱曲集「日本・こころのうた(春夏編、秋冬編)」(鈴木憲夫/当間修一・共編)を刊行。2012年全音楽譜出版社より無伴奏混声合唱曲集「この愛しきものに」(当間修一作品集)を刊行。2013年、テキスト「ヴォーチェ・ディ・フィンテとその実践」(全音楽譜出版社)およびDVD「ヴォーチェ・ディ・フィンテによる合唱のための声づくり」(ブレーン株式会社)を刊行。2015年、I.シュタイン原著「ハインリヒ・シュッツ―その生家500年の歴史―」邦訳版(東京図書出版)を監修・刊行。
「(社)大阪コレギウム・ムジクム」、「東京コレギウム・ムジクム合唱団」主宰。「京都C.モンテヴェルディ合唱団」、女声合唱団「りんどう」、女声合唱団「コーロ羽衣」の音楽監督。大阪公立大学混声合唱団「EWA CHOR(エヴァ・コール)」の技術顧問。大阪医科薬科大学薬学部混声合唱団の音楽アドバイザー。NHK全国学校音楽コンクール、全日本合唱連盟合唱コンクール、宝塚国際室内合唱コンクールなどの審査を務めた。
1996年大阪文化祭賞奨励賞、1998年文化庁芸術祭音楽部門優秀賞、2001年ABC音楽賞「クリスタル賞」受賞。2003年関西合唱連盟より「長井賞」を受賞。2011年大阪文化祭賞グランプリを受賞。2014年「第49回大阪市市民表彰」文化功労部門にて表彰。